ロロの空想

心に移りゆくよしなしごとを書いていくよ!

youtube-dlを使って、Youtubeからmp3ファイル音声だけをインストールする

 

参考:
公式
https://rg3.github.io/youtube-dl/
Documentationとか、Downloadのところに、結構詳しい説明があります。英語が読めるなら、このあたり読めば説明がよくわかります。

日本語の説明
http://cartman0.hatenablog.com/entry/2017/02/05/190822
簡単な使い方がわかります。

mp3でダウンロードするための説明。
https://askubuntu.com/questions/178481/how-to-download-an-mp3-track-from-a-youtube-video
英語ですが、この回答通りにやってうまく行きました。

なぜ、うまくいったとかの原理はあんまりわかっていないけれど、うまくいったので手順を記録します。

youtube-dlはもう、コマンドラインから使える状態になっているという前提で。
OS:Ubuntu 16.04 LTS
terminal: bash

簡単にまとめると、手順として必要なのは、

youtube-dlをダウンロードしてない場合は、


sudo curl -L https://yt-dl.org/downloads/latest/youtube-dl -o /usr/local/bin/youtube-dl
sudo chmod a+rx /usr/local/bin/youtube-dl
    

その後、


sudo apt-get install ffmpeg
    

続行しますか?には、yで続行。

そして、
cd ダウンロードしたいディレクト


youtube-dl --extract-audio --audio-format mp3 ダウンロードしたい動画のURL
    

そして、しばらく待ちます。
ダウンロードしてから、mp3への変換に時間がかかりますので。
mp3ファイルができます。

以上です。

youtubeのダウンロードリンクにtime_continue=165(途中から再生することを示す)とかついていたらもしかしたらうまいこといかないかもしれません。(未確認ですが。)


将来的には、Webスクレイピングyoutube-dlを組み合わせて、定期的にアップロードされる動画を自動でダウンロードできるようにしたいんですがねぇ・・・。

 

・実際のステップ
 上では簡単に説明しましたが、ここでは、実際にうまく行くまでの試行錯誤を載せておきます。(一部改変しています。)
今回は、Youtubeのアニメのラジオ番組「チマメ隊ポポロンラジオ」を音声だけダウンロードしようと思いましたので、そのダウンロード先のディレクトリを作成して行いました。ちなみに、このラジオ番組は、期間限定配信なので、同じコマンドを打っても、時期によってはダウンロードできませんのであしからず。(ちゃんと公式がアップロードしたURLからダウンロードしましょう。)
 まず、youtube-dlをダウンロードしたあと、以下のコマンドを試してみました。


user@PC-name:~/ミュージック/gochiusa$ youtube-dl --extract-audio --audio-format mp3 https://www.youtube.com/watch?v=wDN6jLt6s8Y
[youtube] wDN6jLt6s8Y: Downloading webpage
[youtube] wDN6jLt6s8Y: Downloading video info webpage
[youtube] wDN6jLt6s8Y: Extracting video information
[youtube] wDN6jLt6s8Y: Downloading MPD manifest
[download] Destination: 【第79羽】『ご注文はラジオですか??~チマメ隊のポポロンラジオ~』-wDN6jLt6s8Y.webm
[download] 100% of 24.99MiB in 00:03
ERROR: ffprobe or avprobe not found. Please install one.        
    

ffprobeとか、avprobeとかが見つからないと言われたので、とりあえずインストールしてみようと思いました。


user@PC-name:~/ミュージック/gochiusa$ sudo apt-get install ffprobe
E: パッケージ ffprobe が見つかりません

user@PC-name:~/ミュージック/gochiusa$ sudo apt-get install avprobe
E: パッケージ avprobe が見つかりません
        
    

ないそうです…。
公式のDocumentationでは、
-x, --extract-audio convert video files to audio-only files (requires
ffmpeg or avconv and ffprobe or avprobe)
という記述があるみたいなので、
とりあえず、代わりにffmpegをインストールしてみようと思いました。


user@PC-name:~/ミュージック/gochiusa$ sudo apt-get install ffmpeg
以下の追加パッケージがインストールされます:
 libavdevice-ffmpeg56
提案パッケージ:
 ffmpeg-doc
以下のパッケージが新たにインストールされます:
 ffmpeg libavdevice-ffmpeg56
アップグレード: 0 個、新規インストール: 2 個、削除: 0 個、保留: 237 個。
1,353 kB のアーカイブを取得する必要があります。
この操作後に追加で 2,149 kB のディスク容量が消費されます。
続行しますか? [Y/n] y    
    

ダウンロードできました!もう一度ダウンロードトライ。


user@PC-name:~/ミュージック/gochiusa$ youtube-dl --extract-audio --audio-format mp3 https://www.youtube.com/watch?v=wDN6jLt6s8Y 
[youtube] wDN6jLt6s8Y: Downloading webpage
[youtube] wDN6jLt6s8Y: Downloading video info webpage
[youtube] wDN6jLt6s8Y: Extracting video information
[youtube] wDN6jLt6s8Y: Downloading MPD manifest
[download] 【第79羽】『ご注文はラジオですか??~チマメ隊のポポロンラジオ~』-wDN6jLt6s8Y.webm has already been downloaded
[download] 100% of 24.99MiB
[ffmpeg] Destination: 【第79羽】『ご注文はラジオですか??~チマメ隊のポポロンラジオ~』-wDN6jLt6s8Y.mp3
Deleting original file 【第79羽】『ご注文はラジオですか??~チマメ隊のポポロンラジオ~』-wDN6jLt6s8Y.webm (pass -k to keep)       
    

無事ダウンロード成功しました。再生できます(歓喜

コンピュータの思想を他のフィールドに持っていく

 

コンピュータの設計思想というのは、コンピュータ以外でも使えるものが多く、色んなところに導入できると思う。

例えば、パーティションを切るということを、パソコンを使っている時にはよくする。パーティションを切るというと、簡単に言えば、ファイルの保存先を別のHDDにあるかのようにするという風にいえる。OSとは別のところにデータを保存したりするときによく使う。
 簡単に言えていない気がしているが、要するに、大事なものとそうじゃないものは別のところに置く、ということである。

私の中で、パーティションを切るという思想が応用として使えるなと考えるのは、家の間取りについてである。
もしかしたら、これはパーティションを切るというよりは仮想化の話かもしれない。

一つの家に複数の人が住んでいるとしよう。

このときに、それぞれの人の空間は、他の人からアクセスされないように、別空間として用意すべきである。
そして、共有している家の設備だけみんながアクセスできるようにしておくべきである。
この感じはパーティションを切る感じに似ている。
 
あるいは、家の間取りは、Webサーバーにも例えられるかもしれない。

外から人を招くときには、その客人は家のどこにでもいかれると困る。

したがって、客人にはある程度アクセス制限をつけなければいけない。
これは、サーバーにアクセスした人が、公開ディレクトリだけにアクセスできるのと似ている。


 今度は、プログラムのパッケージや拡張機能について、考えよう。
多くのプログラムは、あとからパッケージをインストールしたり、プラグインを追加することで、拡張機能をつけられる。
これは非常に便利である。
逆に拡張機能ありきで、初期搭載している機能を制限しているプログラムもある。

 学校というシステムについて、拡張機能という概念を導入するとどうだろう。

 学校はあとから機能を拡張したり、といったことはあまりしない。

 学校は色々なものを詰め込んで、All in one にしたがる傾向がある。

 しかし、私は、学校がもつシステムをもっと小さくし、教科指導などを拡張機能プラグインとして導入する方法があるのではないかと考えている。


 こんな風に、コンピュータの概念を他のフィールドに持って行くと面白い発見もあるのではないかと思った。

cakePHP3 の開発のために必要な環境をlinux mintで

 

cakePHP3のインストールがほんとに不親切で、非常に苦労したので、結局cakePHP3を動かすために何が必要かということを、ここにメモします。


開発環境OS: linux Mint 18


デプロイしようとしている先:
さくらレンタルサーバースタンダードプラン(共有サーバーでユーザー権限しかない)


前に、phpの開発をやった時は、WindowsのXAMPPを使っていたんです。
そのせいで、phpの開発環境に必要なものを、インストールしなければいけないということをわかっていませんでした。
一つ一つやると大変ですね。

ローカルの開発環境でインストールしなければいけないのは、以下のものでした。

※すべてシェルからコマンドを使って以下のプログラムをインストール(全部 sudo apt-get installでインストールできました。)
php
apache2
libapache2-mod

mysql-server
phpmyadmin
php-mysql

php7.0-intl
php7.0-mbstring
php7.0-simplexml

一通りインストールしたあと、再起動したら変更が反映されていました。

参考:

omachizura.com


さくらレンタルサーバー側では、
設定からphp7.1にして、intlだけをインストールすれば大丈夫そうでした。
どうせならintlインストールしておいてほしいものです。

参考:

qiita.com

といいつつ、まださくらレンタルサーバーにcakePHP3インストールできてないんですよね・・・。

 

 

djangoをcgiでさくらレンタルサーバーで動かそうとして諦めた記録



2017/12/30

今まで、PythonのWebフレームワークのDjangoを使って開発をしていたアプリがあったんですが、いざ、デプロイしようと思ったら、契約しているさくらレンタルサーバーのスタンダードプランは共用サーバーでApacheの設定なんかをいじる権限がなかったということに気が付きました。

Djangoとしては、最近は、Apacheなどの設定を変えてmod_wsgiというのを使ってクライアントからのリクエストをDjangoへの橋渡しする方法をおすすめしているらしいですが、どうやらさくらレンタルサーバーではApacheをいじれないので、mod_wsgiが使えないらしい(涙)ということを、色々なサイトを見ているうちに知りました。

 自分もよくわかっていなかったので、CGIとかWSGIとかmod_wsgiとかどういう意味だよって感じだったのですが、どうやらさくらレンタルサーバーでも、CGIなら使えるということがわかり、「django.cgi#2407 (CGI Support for django) – Django)というのを使えば、djangoを動かせるらしい!」との情報を見つけたのですが、ネットの世界は広しといえ、DjangoCGIで動かそうとしている人はほんのひと握り、やっとの思いで見つけたサイトに従ってやってみても、動かない。。

参考:

例のあれ(仮題)- さくらのレンタルサーバでDjangoアプリを公開する。

 

 結論からいえばアプリをデプロイできなかったのですが、なぜdjango.cgiをつかってもうまく行かなかったのかはわかったのでここに記しておきたいと思います。

まず、djnago.cgiですが、これは、2017年の今から11年前、2016年にどうやら書かれているらしいです。
そして、このdjango.cgiは、djangoのバージョン1.1向けに作られています。
それに対して、私が今回開発に使っていたdjangoのバージョンは1.11。
試しに、django1.1を使ってさくらレンタルサーバーdjango.cgiを使えば、Django
「It works!」
画面が出てきたので、やっぱりdjango1.1なら動くみたいです。

とはいえ。
とはいえ、自分のパソコンにもdjango1.1をインストールして開発してみようと思いましたが、もうdjango1.11とはディレクトリ構成やらファイル構成が違っています。使えるライブラリも全然違うのだろうことは容易に想像できましたし、そもそもdjango1.1の説明は、ネットで探してももう全然出てきません。

ということで、今回のdjango1.11のアプリはもう使用を断念しました。

以上が、djngo1.11をさくらレンタルサーバースタンダードプランで動かそうとしてして断念するまでの経緯です。

今後、さくらレンタルサーバーでの稼働はCakePHP3を使って行っていこうと思いました。
(しかし、CakePHP3はまたこれはこれでErrorを連発してくれるのです。)

妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活 感想メモ

 

妖怪ウォッチシャドウサイド
鬼王の復活

の感想メモです。


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妖怪ウォッチを見たことはないけど、これはおそらく、妖怪ウォッチ作品というよりは妖怪ウォッチを題材にした二次創作と捉えた方がよい。

良くも悪くもゲームっぽい。
不動明王のCGと必殺技がゲームのワンシーンみたいだった。

脚本のテーマ、メッセージ性としては、孤独や承認欲求に関してだろうけど、掘り下げや、問題提起に関する答えの提示の仕方が微妙だったように思う。トウマが親に謝らなければいけないような理由はあっただろうか。

 物語の軸、メッセージ、テーマみたいなものがいまいち見えてこなかった。

 脚本に関しては、キラキラ☆プリキュアアラモードが非常にレベルが高いので、比較すると、微妙に感じた。


モチーフは色々なものを使っている。鬼太郎とその仲間たちは実際に出演していた。
 ただ、さすが鬼太郎さん!みたいなよいしょが露骨だったのが残念。

、どことなく仮面ライダーっぽい変身をするトウマ、ドラクエラプソーンっぽい形をした鬼王らせん、オラオラと承太郎さんみたく殴るジバニャン、のようなオマージュかパクリか、といったようなものが多くあった。
 ナツメが青龍に助けられたところは、川に溺れているところをハクに助けられた千尋のような演出。意図的に似せたのかどうか。
 エンマ大王とカイラのフュージョンみたいなものもあった。

 酒呑童子が全然可愛くなかった。子供じゃない。酒呑童子といえば、可愛いロリババアってのが定番ではないのだろうか(多分違う)

 エンマ大王とぬらりひょんがイケメンだったので、そこがよかった。
 ぬらりひょんの子安ボイスがすごくよかった。

 あと、ミッチーが愛すべきバカって感じで面白かった。


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以上。

 

アニメ的「DESTINY 鎌倉ものがたり」感想をつらつら述べる

「DESTINY 鎌倉ものがたり」観てきたので、よかったなぁと思ったところを書き連ねた感想です~。ネタバレを含みますのでご注意を。
公式サイトはこちら↓
http://kamakura-movie.jp/

本文は下↓


 

 


 

 

 

 

よかったところ列挙していきます。

・ディズニー映画っぽい脚本
 今回の映画の脚本のアウトラインは、簡単に言えば、「失われた日常を取り戻す」という趣旨のものだったと私は考えています。そのために、危険を冒して冒険をして、愛情と友情の力で敵に打ち勝ち、日常へと戻ってくる。これって、すごくディズニー的だなあと感じました。トイストーリーとか、そんな感じですよね。
 実際はディズニーにしかない特異的な脚本術ってわけでもないんですけどね。日本のアニメ映画(ドラえもんとか)でもよくある展開だとは思います。何かのために冒険をして、危機一髪のときに仲間が助けてくれる、みたいなストーリーは王道ながらも非常に面白いので私は好きです。


・白組のVFX
 白組といえば、私は「えとたま」みたいなアニメCGのイメージがあったんですが、今回の映画は、かなりリアルなCGも多くありましたし、非常にレベルの高い技術力があることをまざまざと見せつけられました。車、電車、茶碗の乗り物、みたいなのがよくできていたなと感じます。
 あとは、キャラクターCGのアニメーションもかなりいい動きをしていましたね。Pixarと比べても遜色ないレベルだと感じました。日本にもこんなに素晴らしいCG制作会社があると思うと、非常に嬉しいです。今の日本のCGキャラアニメは、白組とPOLYGON PICTURESが引っ張ってくれているように感じます。

・幻想的な音楽
 どことなくまどマギの次回予告っぽいBGMがテーマだった気がします。でも、あのテーマBGM、魔物の多い日本の旧市街地みたいな雰囲気によく合って多様に思います。

・あきこの幼児退行するところ
 いちゃつくときに、コートのすそを掴んで離さないとか、幼児退行するところが、なんかリアルだなーと感じました。甘酸っぱい気持になりましたね、人にも夜と思いますけど、好きな人を前にするとデレデレになって幼児退行する人いますよね。
 あきこ自身からは若干ラノベヒロインっぽさを感じましたが(笑)、底抜けにお人好しで無邪気なキャラが、物々しい雰囲気を中和して、物語を前進させていたように感じました。

中二病的展開
 「創造力で物質を錬成してバトルする」とか中二病の極みだと思うのですが、そういう願望が余すところなく表現されていて、中二病患者にとっては楽しかったです。

・かわいい死神
 あの金髪のチャラめの死神がほんとにいいキャラ出してたなぁと思います。黒いハットに黒いごつごつしたジャケットきて、黒い手袋はめた幼い顔立ちの金髪チャラチャラ坊主(女の人っぽかったけど)って、色んなツボ抑えてきてる気がするんですよね。死神ちゃんかわいいなって思いました。アニメ絵にしたらめっちゃいいキャラになりそうで楽しみです。


・本筋の裏で描かれる様々な人間模様
 本筋はまさかずとあきこの夫婦なわけですが、資産目当ての殺害をする夫とか、あるいは、家族のために魔物になって、しかも嫉妬に苦しむ夫とか、そういう奥ゆかしい夫婦像みたいなものが描かれていて、様々な夫婦像があるんだなと実感しました。どれも人間らしいなと感じました。

 

 私は基本的にはアニメばかり観ているので実写の映画やドラマは観ないんですが、「シン・ゴジラ」に続いて、今回の「DESTINY 鎌倉ものがたり」は前から観に行くことに決めていました。
 予告編の段階から、「この映画はアニメ的だな」と感じていたんです。
 そしてやはり、その予感の通り、脚本もそうだし、演出、カメラワークとかもアニメっぽさをすごく感じるものでした。期待通りのものだったと思います。

 自分でも、何をもってアニメ的というのかははっきりとはわかっていませんが、私は「アニメ的作品」が好きで、アニメ的であれば、それは実写でもアニメでも構わないんだなと感じました。
 アニメでも、「orange」、「月がきれい」、「サクラダリセット」とかは、実写ドラマっぽいなという感じがしていましたし(見てないですが)。

 だから今回の鎌倉ものがたりは、アニメ好きが見ても楽しめるんじゃないかと思いますし、逆に普段実写ばかり観ている人でも楽しめるような、アニメで言うところのジブリ作品的な立ち位置の実写映画なんじゃないかと思います。

 多くの人に「DESTINY 鎌倉ものがたり」を観て、感想を発信してほしいと思っています。

自己問答「自分がやりたいこと」

 自分でも何がやりたいのか言語化できなかったり、両価的な感情があって、うまく説明できなかったりしたので、自分との対話という形で、問答をシミュレーションしてみることにしました。

 

2「それで、君は何がしたいんだい?」

1「それが最近うまく言葉にできないから困っているんじゃないか。私は、自分の長所は自分の思考を言語化できることだと思っていたが、どうやら違うらしい。あるいは、自分の思考が言語化できる範囲を超えてしまったのか。」

2「言語化できないことは、そもそも思考できないんじゃないの?」

1「まあ、そういう言説もあるが、直感的に感じていること、思っていることがあって、それを自分が普段使っている既存の言語の枠組みでは上手く表現できていないだけなんじゃないか、と思っている。」

2「ヴィントゲンシュタインみたいなこと?」

1「まあ、たぶんは。それとも、既に存在している言葉を自分がうまく使いこなせていないだけかもしれない。」

2「まあ、その両方があるかもしれないね。そういえば、君は教育問題に執心していたようだけど、君が一番やりたいのは、教育問題ではないのかい?」

1「たしかに、私が現実で一番取り組みたいのは教育問題だろうと思う。でも、それも、何か他にしたいことのための布石でしかないのかもしれないと、最近は思い始めたんだ。」

2「というと?」

1「自分は、教育問題という一点を扱いたいわけではなく、教育問題への取り組みを通して、何かより大きな問題を扱いたいのではないかと思っている。」

2「ふむ。」

1「人は、教育を受けて、価値感の内面化や知識と技術の獲得をしなければ生きてはいけない。だからこそ、教育をどのように扱うかというのは、人間のあり方に干渉できる部分ではないかと私は考えたのだろう。」

2「なるほど。しかし、人間のあり方に干渉するというのはいささか抽象的すぎて、僕にはよくわからない。」

1「そうだな。私は、『世界』を作りたいのではないかと最近思うんだ。」

2「世界を作る?天地創造の神になりたい、とかそんなことなのか?」

1「まあ、そういうことに実際は近いのかもしれない。実現性は置いといて、希望としてはね。そして、自分の作った世界の中で、自分が思う生き方がしたい。」

2「しかし、それは随分恣意的ではないか?」

1「まあ、恣意的といえば、そうだろう。私が普段から色々な社会問題に取り組みたいと思って色々しているが、それも結局は自分が思う世界を作りたいからという、そういった恣意的な欲望から出発するのではないかと思うよ。むしろ、恣意的ではない欲望なんてのは存在するのかい?」

2「さあ、それはわからないよ。すべての欲望や正義感は恣意的なものかもしれない。ニーチェが指摘していたことだね。現在の道徳は基本的に奴隷道徳に基づくひとつの信仰にすぎない、ってことか。」

1「まあ、そういうことになるかな。その思想を採択すれば、だけれど。」

2「君はさっき世界を作りたいといったが、まるで『マギ』に出てくるシンドバッドのようだな。そういえば、君は普段から、自分のことを第一級特異点とかいっているもんな(笑)」

1「そうなんだ。最近、自分がやろうとしていることは、まさにシンドバッドがやろうとしていたことのようだなと思うんだ。私も、世界から争いがなくなり、それぞれが幸せを追求できるようになればいいと思っている。そして、それは一見、人のためのように思えて、自分が考える世界の実現を目指す欲望でしかないのかもしれない。」

2「君はシンドバッドのように、すべての人が対立しないように、同じような思想を持つべきだと思うかい?」

1「いや、それについてはそうは思わない。私は、やろうとしていることこそシンドバッドに似ているが、その内容自体はシンドバッドとはまた違うからな。」

2「では、君はいったいどういう生活を目指したいんだい?」

1「楽で幸せな世界かな。」

2「アバウトだなぁ。」

1「アバウトだと思うけど、本質をついているとは思うよ。今の世の中、苦労する必要がないことで苦労していることばかりな気がする。世界の仕組みをもう少し変えれば、もっと楽に、そして、今よりもっとよい結果が得られるはずだと思うんだ。」

2「なるほど、世界の仕組みを変えることで、楽で幸せに生きることができる世界を実現しようというわけだね。」

1「まあ、目指すところはそうなる。私は、自分のしたいことをして、誰に怒られることもなく、自分が一緒にいたい人と一緒に暮らしていたいと思う。」

2「でも、別にそれなら、世界を作るということまでしなくても、うまくお金を集めて、ひっそりとそういうことして暮らせばいいんじゃないの?」

1「まあ、それもそうなんだけど。でもなぁ…。」

2「何か違うのかい?」

1「そもそも、自分がしたいことが「自分がしたいことをする」という点で、なんだか再帰的じゃないかい?」

2「まあ、そうだな。」

1「これは、私にとっての至言なんだが、”再帰的なものはバグを起こす”」

2「再帰的なものはバクを起こす。」

1「例えば、プログラムで再帰的なプログラムを使っちゃうと無限ループに陥ったりするよね。あと、微分方程式とかも、今は解き方あるけど、あれ見つけるまではバグ扱いだった気がするんだな、よく知らないけど。あと、例えば、『表現の自由を侵害する自由』とか。再帰的な命題って扱いが難しいんだよね。普通に扱うとバグになっちゃう。」

2「なるほどね。で、結局君がやりたいことって何なんだい?」

1「自分がしたいことってのは、自由になることで、なぜ、自由になりたいかといえば、自分がしたいことをするためで・・・。」

2「いきなり、再帰的なバグに陥ってるじゃないか。馬鹿なのか?」

1「馬鹿かもしれない。」

2「結局、自分がしたいことは、自分が思い描く世界を作るということ?」

1「まあ、そうかもしれないね。たしかに、自分がやりたいことというのを小さくして、お金を集めて自由に暮らせば幸せ、と思えればいいのかもしれないけれど。」

2「それではなにか、物足りないと?」

1「そういうことなのかな。ただ、快楽が多ければいいというわけではないのかな、と思ったり。」

2「ミルの質的功利主義、みたいな思想だね。」

1「そういうことになる。」

2「君が目指す世界とはいったいどんなものなんだい?」

1「どうなのかなあ。それがなかなか難しい。働かなくては生きていけないとか、絶対に学校に行かなければいけない、とか、絶対にがんばらなくてはいけない、とか、そういったことがない世界にしたい。それぞれがそれぞれの自由に生きても、生きることも可能な、そんな世界を作りたい。」

2「なるほどねぇ。しかし、そういった風に、色々な自由を認めると管理が大変じゃないかい?」

1「まあ、そういうことになるだろう。画一的な人間たちを一元的に管理する方がはるかに管理は簡単だろう。しかし、それを、管理する技術を向上させれば、自由を与えつつも、今より管理がうまくいくようになると私は思うんだ。」

2「それに関しては、より具体的でな事例がないとよくわからない。」

1「まあ、そうなんだけどね。単純に、自由を拡大することで、全体の利益が失われるとか、管理ができなくなるというのは私は短絡的だと思うんだ。」

2「何か例を挙げてくれるかい?」

1「今だって経済活動を結構自由にしているだろう?それぞれに生まれながらにしてやることを制限して、経済活動の自由を剥奪するとその分だけ社会の利益は増えるといえるのかい?」

2「まあ、それはたしかにそうだね。」

1「そうだろう。自由を認めることで社会全体の利益が増えることもあると思うんだ。というか、管理をうまくすれば、自由の増加は社会利益の増加につながると思うんだ。結局は管理能力の問題なんだ。」

2「なるほど。まあ、そういう考え方もあるだろう。」

1「そもそも、社会っていうものの実体は個人だろう?」

2「それについては難しいな。君が言いたいのは、社会契約論の議論だろ?」

1「そういうことになるな。」

2「それについては、議論すると長くなる。今度にしよう。君がいう、新しい世界を作りたい、というのは何か突発的なことのように思えてしまうんだが、君がそう思うに至った経緯みたいなものはあるのかい?」

1「経緯か。構造主義ってのがあるだろ?」

2「ほう。」

1「私たちは、構造に依存して生きているんだ。私たちは、この世界のこの構造に規定されて生きている。」

2「うむ。」

1「その規定から逃れて自由になりたいんだ。」

2「マギのアルマトラン編だな。」

1「そうだ。イル=イラーに運命を規定されていることに絶望したアルマトランの民たちの気分だ。」

2「君は本当にマギが好きだな。なるほど、君が言う、自由の意味が分かったよ。君はこの世界の規定から自由になりたいと、そういうわけなんだね。」

1「そういうことだ。かといって、それにも限界があることはわかっている。どこまで行っても、私たちは何かの構造に縛られているということに変わりはない。」

2「ならば、君のいう『世界』を作りたい、というのは言うならば構造からの脱出を目指す、ポスト構造主義的な活動ということになるのかい?」

1「そう言うことだろうと思う。構造に規定されていることに絶望したのならば、自分で新たな構造をつくればよい。その構造の中で生きれば、ある程度の自由は担保されるだろうという思想だ。」

2「なるほど。やりたいことは少しわかったよ。でも、この世界に聖宮はないから、シンドバッドか、あるいはソロモンのように、自分の世界を作るということはできないんじゃないのか?」

1「まあ、そうなるだろうね。しかし、世界を完全に変えられなくても、傾けることはできる。」

2「傾物語か。かかっ。」

1「所詮この世界では寿命は有限。限られた時間の中で一人のできることなど、限られておる。世界を変えることはできなくとも、傾かせることくらいならできるんじゃないかの?」

2「おもしろい。」

1「まあ、私がしたいのはそういうことだ。自分が目指す世界を作るという、どこまでも恣意的な自己実現のために、自分の人生を使いたい、というそういうことだよ。そのために、できることから色々やってみようというつもりだ。」

 


づづく?