ロロの空想

心に移りゆくよしなしごとを書いていくよ!

アニメ

鎧塚みぞれはリズだったのか?―『リズと青い鳥』感想

※本記事では、「リズと青い鳥」のネタバレを含みます。 はじめに 2018年4月21日公開となった、京都アニメーション制作の「リズと青い鳥」。原作は武田綾乃、監督は山田尚子、脚本は吉田玲子です。小説が原作で、京都アニメーションでアニメ化もされた「響け…

妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活 感想メモ

妖怪ウォッチシャドウサイド鬼王の復活 の感想メモです。 ========================================= 妖怪ウォッチを見たことはないけど、これはおそらく、妖怪ウォッチ作品というよりは妖怪ウォッチを題材にした二次創作と捉えた方がよい。 良くも悪くもゲ…

【脚本考察・感想】打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?ー私ならこういう脚本にする。

※本記事は、本映画、「時をかける少女」、「ひぐらしのなく頃に」、「魔法少女まどか☆マギカ」、「Re:ゼロから始める異世界生活」、「秒速5センチメートル」、「ヱヴァンゲリヲン TV版&旧劇」のネタバレを含みます。 2017年8月18日公開の「打ち上げ花火、…

「から紅の恋歌」の和葉が完全にバトルマンガの主人公だった(コナン映画)

※ネタバレだらけです から紅の恋歌は、言われてる通りにたしかにラブコメなんですよ。 でも、和葉に注目すると、これ、話の展開が超王道のバトルマンガ(アニメ)だと気づいたんですよ。 そういうわけで、ここでは、から紅の恋歌の和葉がいかに王道のバトルマ…

かおなしを「無職で孤独なおじさん」として解釈

ちょうど、昨日(2017年1月21日)、金曜ロードショーで千と千尋の神隠しが放送されました。久しぶりに観て、昔はカオナシがただの妖怪だと思っていたのですが、今回観て、カオナシに「無職で友達がいないおじさんが、キャバクラに行って問題を起こしたけれど職…

オタク批判について―日常系マンガやラノベ作品が理解されにくい理由

最近(2017年1月1日現在から見て)は、アニメやマンガ文化は、多くの人に受け入れられつつあり、今回の冬コミ、C91には、叶姉妹が降り立ち、そのファビュラスな存在は、多数の話題を生んだ。星野源などの爽やか系タレントが、アニメオタクと公言するなど、アニ…

のんのんびよりを観て感じた都市と田舎の人間関係

2016年12月23日 アニメ「のんのんびより」と「のんのんびより りぴーと」を最近になってようやく観た。 4人の少女+αたちの、超田舎での生活を描いた作品である。原作は、コミックアライブ連載の「のんのんびより」、著者はあっと氏。 時間がゆっくりと流れ…

【ネタバレ感想・批判】ポッピンQは素晴らしい映像技術、だが尺が短すぎた。

(2017年1月6日 改編・追記) 2016年12月23日、天皇誕生日の祝日。ポッピンQの公開日だったので観てきました。ネタバレを含めてここに感想を書いていくことにします。 ・前置き この記事を書いているのは、小さな女児ではなくて、大きなお友達です。子連れで観…

『聲の形』感想ー恋愛でも感動ポルノでもない

(2016/9/20投稿) (2016/9/22追記) (2016/10/16追記) 聲の形を見てきた。ここでは、本編を見た人を対象にネタバレを含んだ感想を書いていこうと思う。 ちなみに、僕は漫画版は読んでいない。近いうちに読みたい思うけれど。だから、僕は聲の形を観たのは…

中二病でも恋がしたい! 感想「中二病とニヒリズム」

(20171/11 修正・追記) まずは前置きから。 『中二病でも恋がしたい!』は、誤解を恐れずにざっくり言えば、父の死を受け入れられないことから中二病を装う少女と元中二病の少年を中心とした恋愛青春群像劇と言えるだろう。 中二病については、「こうあった…