ロロの空想

心に移りゆくよしなしごとを書いていくよ!

日記

児童福祉を勉強中。これからの子と親の援助―。

今は日本の児童福祉について勉強している。日本の福祉は思ったよりもたくさんのシステムがあって驚いた。 母子生活支援施設、自立支援施設、児童養護施設、里親制度、グループホーム、児童厚生施設、とあんまり馴染みのなかった制度名や概念がたくさん出てき…

考え方の前にあるもの

価値観の相違というと、あたかも考え方の違いのようにも聞こえるが、その実、考え方の相違であることは少ないように思う。「考え方の不一致」とされている話は多くの場合で、一致してないのは考え方ではないように思う。一致していないのは、「知識」であっ…

愛は人をつなぐのか、愛をあげること

人と人をつなぐのは、お金か愛か。経済的なもののみかたをすればそれはお金であるが、愛が人をつなぐこともあると思いたい。愛がみな恋愛ではない。人を思いやる気持ちは愛なのである。「こういったことがしたい。これが世のためになる。」そういったことを…

頭が砂糖菓子みたくなって使い物にならなくなる日

なんだか頭が働かない日がある。 それは、活動性が低下するというよりも、むしろ逆で、頭の中でポップコーンが弾けるみたいに、砂糖菓子が膨らむみたいに、パンパンになって慌ただしくて、落ち着かない。 それで全然集中できない。 やらないといけないなーと…

自分にとっての大きさと相手にとっての大きさ

人間関係のつらさって自分にとっての相手の存在の大きさと、相手にとっての自分の存在の大きさのギャップによって生まれることが多いのかなと思った。自分にとって大切な人にとって、自分は大切じゃなかったり自分にとってそんなにな人から多く求められたり…

守りの承認、攻めの承認

今の生きている人、特に若い人は、承認を求めて生きているといっても過言じゃないくらい承認をベースにした行動をしているような気がする。 私もその一人だろうか。 果てしない承認欲求はどのようにして生まれ、どのようにして解決されるのかわからない。 SN…

自分を生かしてあげるために

社会のためとか、人類のためとか、組織のためとか。 色んな理由で、自分のやりたいこととか、自分の急用とか、そういうのを二の次にしてしまうことがある。 自分のやりたいことが、仕事であっても、自分が今打ち込んでいることであっても、自分のことをいた…

思い出して辛くなることが多い

夜、寝る前。 シャワーを浴びているとき。 一人で片付けをしているとき。最近あったこととか、昔のことをいつの間にか思い出してしまう。楽しい思い出もあるけれど、思い出したくないようなこととかを思い出してしまう。別に他の人にとっては気にしないよう…

小説を書こうとしても結局おもしろい話を話せるかってのが鍵になってて

人よりも言葉での表現が多いタイプだし、何かを伝える時も、ああ、こういうのを伝えたいなってことを言葉にしようとすることが多い。 物語も結構好きだし、物語を書こうとすることがある。 小説というより脚本に近いのだけれど。 でも、書いてもあんまり面白…

デマが拡散する素因

デマが拡散するためにはいくつかの条件がいる。 ここでは、デマが拡散される集団の素因を取り上げてみたい。 「ピカチュウはって可愛いですけどね、実はピカチュウってねこポケモンなんですよ。そりゃかわいいわけですよね。」 という文章があったとしてこの…

忙しさ離脱症候群 ー忙しさへの依存ー

精神医学では異常を扱う。異常とは、相対的に外れ値であるものか、絶対的に機能不十分か過多によるものを指すと考えてよいだろう。 精神医学では、異常であり、本人が苦痛を感じているか、社会的不利益を被るなどでなければ基本的には介入しない。 精神医学…

コンピュータの思想を他のフィールドに持っていく

コンピュータの設計思想というのは、コンピュータ以外でも使えるものが多く、色んなところに導入できると思う。 例えば、パーティションを切るということを、パソコンを使っている時にはよくする。パーティションを切るというと、簡単に言えば、ファイルの保…

自己問答「自分がやりたいこと」

自分でも何がやりたいのか言語化できなかったり、両価的な感情があって、うまく説明できなかったりしたので、自分との対話という形で、問答をシミュレーションしてみることにしました。 2「それで、君は何がしたいんだい?」 1「それが最近うまく言葉にで…

シングルマザーの貧困の複雑な問題点

現在、シングルマザーの貧困について考えている。しかし、その話をしようと思えば、色々な観点からの議論が必要になってくる。 シングルマザーの貧困というのは、非常に大きな枠組みの中で考えなくてはいけない。色々なところでたくさんの矛盾を抱えている。…

サイゼリヤデートの話題をきっかけに、ジェンダー論の論点まとめてみる

30代の初デートでサイゼリヤデートはありなのか。 とかいうのがTwitterでは結構議論になっていましたね。 これをきっかけにジェンダー論の主な論点整理でもしてみようかなって思ってこの文章を書くことにします。 まずは、サイゼリヤデートの件なんですが、…

幽奈さんを機にエロ表現の論点について整理する

・ゆらゆら大事件 ジャンプの巻頭カラー(センターカラ―?)のゆらぎ荘の幽奈さんが問題だという発言に端を発して色々な議論が巻き起こっています。 私はこの事件を、「ゆらゆららららゆらゆら大事件」と個人的に呼んでいます。 私自身は当該ジャンプを読んでい…

技術の進歩の危険性

技術が進歩することはいいことであると一般に考えられがちだが、技術の進歩は常に危険性を高めているともいえると私は思う。 進歩によって、労働時間を短縮するべきであり、目指すべきは余暇を用いた人間の文化的活動に使えればよいと私は思う。 しかし、技…

加害者と被害者の基準は無限遠に

誰が加害者で誰が被害者という話はいつも議論になる。 まず、この疑問について考えるときに留意しておくべきことについては、「被害者になりたがる心理」についてである。 ほとんどの人が、加害者ではなく被害者になりたがる。「被害者意識」というのは現代…

強者の条件の変遷

まだ自分の中で全然まとまっていないことではあるが、「何をもって強者とするか」 という基準が、時代の変遷とともに変わってきたのではないかとほのかに思っている。 そして、私の関心事は、なぜ強者の条件が変わったのか、ということである。これを、歴史…

社内への市場原理の導入

企業の中で市場原理を導入して仕事を割り振るという方法について考えてみたい。 まず、現在の企業の運営方法を知るために、現在の日本という国家とよくある企業の運営を比較しする。 支配体制国家:間接民主制企業:独裁制 支配者の選び方国家:選挙企業:指…

生徒の課題スケジュールは誰が把握しているのか??

中学校と高校では各教科で別々の教科担当の人が授業を受け持ち、それぞれで課題を出します。 また、進んでいる授業や遅れている授業など、教科ごと、クラスごとにバラバラです。 ではそれを誰かが把握して管理しているのかといえば、私の中学や高校では誰も…

役割分担と利益相反

役割分担をすることで作業の効率化が進むというのはある面で正しいことだと思うけれど、役割分担のデメリットについてはそれほど語られていない気がする。 私は、日頃から役割分担のデメリットをよく感じている。 そのことについて少し書きたい。 役割分担は…

自我境界線がとける―アンチA.T.Fieldの展開

他人と話していると幸せな気持ちになり、自分と他者を隔てる境界線、言うなれば自我の境界線が溶けるような感覚を感じたことがあるだろうか? 私はある。よくある。しかし、同じようなことを誰かが言っているのを見たり聞いたりしたことがない。 私はその感…

欲の本質―欲は抽象的で無対象である

性欲、承認欲求、権利欲、購買欲、鑑賞欲、と欲には色んなものがある。 しかし、それぞれの欲は、実は同じものなのではないか。 つまり、それぞれの欲は別々の欲のように見えるが、実は一つの抽象的な「欲」があり、その欲を満たすための手段として、○○欲と…

自分と他人の感じ方は違うということ

「他人にされて嫌なことは他人にするな」 という道徳観は、一番シンプルなものだろう。多くの人は、これにしたがって行動する。 この価値観は、「自分と他人の感じ方・考え方は同じである」という前提に基づいている。 そして、たいていの場合、その前提は正…

「好き」と「セックスしたい」の同一視

「好きっていうのは、セックスしたいとイコールじゃないの?」 と真顔で言う人が結構な数がいる。 私にとっては違和感のある考え方だったが、Twitterなどを見ていると、「好き、付き合いたい=セックスしたい」と読み替えている人がむしろマジョリティーなの…

人間の思考と行動を言い表すための枠組みについて

「あの人は他人との関係を作るのがうまい」「あの人は、計算は早いのだけれど、大事な事を見落とす」「あの人は思い込みが激しいところがある」 こんな風に、色々と人をがんばって形容しようとしても、いまいちうまく言い表せていない気がしたりする。 何か…

色んなものの設計思想

私は、コンピュータやら生物学やら心理学やら建築学やら、色々な本を読むことがあるのだけれど、そのそれぞれを読んでいるうちに、それぞれの分野において独自の「思想」があることを感じていた。 そして、なんとかそれをうまくまとめたりすることができない…

技術の発展の中で貧困にならないための模索

2017年の日本の格差は、50年前の格差に比べて広がっているのか否かという問いの答えを私は知らない。 しかし、今後、放置していたら格差は広がるのではないかと思う。 技術の発展は、作業の効率化、自動化、人員削減を目指す。 結果として、高度なスキルがな…

否定しとけば自己定義できる

私たちは、周りとの関係によって性質が定義される。 簡単に言えば、力が強い人がかっこいいとみなされる世界にいれば、力が強い人は好意的にみなされるが、力が強い人が野蛮だとみなされる世界にいれば、力が強い人は否定的にみなされるということである。 …