愛は人をつなぐのか、愛をあげること
人と人をつなぐのは、お金か愛か。
経済的なもののみかたをすればそれはお金であるが、愛が人をつなぐこともあると思いたい。
愛がみな恋愛ではない。
人を思いやる気持ちは愛なのである。
「こういったことがしたい。これが世のためになる。」
そういったことを言っても
「お金がないと結局人が集まらないでしょ」
と馬鹿にされることもよくある。
人のつながりはやはりお金が強くて、愛は弱いのだろうか…
人はみな生活を抱えている。
そういえば、理不尽な処遇がなされた知り合いがいることに対しておこっていて、理不尽な対処について抗議をしようと心に火をともしていた知人がいた。
私はその人を応援していた。その人は理不尽に苛まれた知人への愛を持って動いていたからである。
しかし、その陰で
「生きるのが下手だ、上手く立ち回ればいいものを…頭が悪い」
と言っている人がいた。
私には衝撃的だった。
そんな風に物を考える人がいるのだと知った。
私は人が人を思いやることを大切だと思っている。
人を大切に思うことは、大切に思われることと同じくらい重要なことだと思う。
人は何かを与えられることで充足を感じるのだろうか。
私は、それは一面的な見方であると思うようになった。
人は誰かに大切にされることと同じくらい、誰かを大切にすることで充足を得るものではないのだろうか。
私はそこに愛が人間を形作るのではないかとの期待を感じた。
自分が辛いときこそ人を大切にしたい。
私はそう思う。