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騒音性難聴かも?-ライブの音で耳が聞こえにくくなったときの対処法

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ライブの音で耳が聞こえにくくなったときの対処法

 ライブなどで大きな音を聴くと騒音性難聴になる危険性は最近ではよく知られています。ライブ後に耳に膜が張ったような感じがする、耳鳴りがする、しかもそれがなかなか治らない、そんなときは病院に行く必要があるかもしれません。

 この間近くのライブハウスにライブを見に行きました。普段から大きな音には弱いのですが、この日のライブも割と大きな音で、ライブが終わってからも、耳鳴りが続いていました。しかし、この日は何かがおかしい。普段ならしばらくしたら耳鳴りもとれて、聴力も回復するのですが、今回は右耳は耳鳴りがしたまま、音もあまりよく聞こえません。その日は、これはちょっと危ないなと思いつつ、床に就きました。次の日には少しましにはなっていましたが、依然として耳は遠いままでした。さらに次の日、だいぶ症状は取れてきたようにも思えましたが、どこか右耳がよく聞こえていない気がします。

 騒音性難聴は、早くに対策することが大切だと聞いていた私は、ようやく、近くの耳鼻咽喉科を受診しました。お医者さんに、ライブ後に耳が遠くなったことを伝えると、まず、耳の中を直接診察されましたが、外傷はなし。検査室に回されました。検査室は、1畳ほどの個室に、椅子が二つ、検査用のヘッドホンが置いてありました。ここで、行われたのが「標準鈍音聴力検査」。二種類の検査をしました。一つは、ヘッドホンをつけて行う気導検査。もう一つは、耳の後ろの骨を振動させて聴覚神経が音を感知できるか調べる骨導検査。どちらも、低い音から高い音まで、音の大きさを大きくしたり、すごく小さくしたりして、どこまでの音の大きさが聞こえるか調べる検査です。

 検査結果は、両耳とも正常範囲内、ただし、右耳が左耳に比べて高音域でやや聴こえづらくなっているということでした(下の表で、○が右耳、×が左耳)。このように、音によって耳がダメージを受けることを音響外傷といいます。

http://rorokuusou.up.seesaa.net/image/img_20150902_0009c-thumbnail2.jpg?1441199330651検査結果

 他のところで調べた情報によると、この表では、20より値が大きいところが記録されていると、軽い難聴という判断をされるみたいです。聞こえにくくなりやすいのは、4000Hzあたりだと先生に言われました。

治療

 治療として、栄養と休養をとり、神経を回復させることが大切だと言われました。ビタミンB12(ノイメチコール錠500μg 0.5m)を一週間分処方されました。毎食後に一日三回飲む薬です。一度聴覚神経は破壊されると、もう治りません。神経が完全に破壊される前に回復させることが大切です。薬を飲んでも体が疲れていると神経が回復しないとのことなので、睡眠不足をなくして、ちゃんとやすむように指導されました。ちなみに、診療費は2100円、薬は460円でした。

騒音性難聴を防ぐために

 音響外傷は、体が疲れているときになりやすいそうです。私も、今回は、数日間外泊して疲れがたまっており、また睡眠不足の状態でした。耳を傷めないためには、大きな音を聞く日には疲れないようにしておくというのが大切です。また、耳栓ができるならするに越したことはないでしょう。耳栓は100円ショップで売っています。今回は私は耳栓をしていなかったのですが、普段は大きな音がするライブハウスに行くときは耳栓を持っていくようにしています。出来る限りの対策で、耳を大切にするようにしましょう。

検査アプリ

 手軽に聴力を検査したいときに、医院でするものと同じような仕組みの検査が簡単にできるアプリがあります。聴力検査というアプリです(Androidアプリです)。病院行く前にこのアプリで行った結果がこちら。

この検査結果もそれなりに使えるものかなと感じました。ただ、病院での検査のほうが間違いなく正確ではあります。ちょっとした目安と検査の練習として使い、耳が聴こえづらいときはちゃんと病院に行きましょう。